円安の今がチャンス! カナダドル(CDN)を日本に送金してみよう!
はじめてブログ書きますToronto-Tyuzaiです。
今回、初めてカナダドルを日本に送金してみたのですが、思った以上に簡単なのと
サービスによって為替レート&手数料がこんなに違うのだなと実感しました。
結論としては銀行経由の送金は割高でネット系企業の海外送金サービスがお勧めです。
それでは自分の経験に沿って解説していきます。
- ◆なぜ今 日本に海外送金しようと思ったのか?
- ◆銀行での両替&送金が不利な理由
- ◆送金サービスが良い理由
- ◆WISE以外の送金サービスはどうなの?
- ◆銀行の送金の仕組みとWISEの送金の仕組み*1
- ◆WISEへの振込方法と海外送金手数料
- ◆WISEを試してみよう (そうは言ってもまだ疑問の方必見!)
- ◆WISEの紹介特典 (最大800カナダドル手数料無料)
◆なぜ今 日本に海外送金しようと思ったのか?
それはカナダドルがどんどん円安になっているからです。
下記は過去1年のレートですが右肩上がりに円安になっています。
過去5年で見ても最も円安局面と言えそうです。
仮に1000ドルを日本円に両替するとしましょう。
(計算を単純化するため手数料等は考慮しません。)
1ドル=90円(円安)の場合:90,000円
1ドル=80円(円高)の場合:80,000円
10,000円も受け取る額に差額があります。
カナダドル、将来いつ日本円に両替しようか悩んでいたのですが、
今回の円安局面で色々調べることにしました。
◆銀行での両替&送金が不利な理由
日本の銀行にしてもカナダの銀行にしても致命的だと思うのは
銀行経由だと両替の為替レートが圧倒的に不利だと思います。
海外送金の受け取り額=為替レート+各種手数料となります。
両替レート:銀行の両替時のレートはネット系の送金サービスに対して
非常に不利なレートとなっています。
(例:1ドル=90円の相場なのに、両替時は1ドル=86円など)
これはソニー銀行や楽天銀行などネット銀行でも同じと言えそうでした。
送金手数料:他の銀行に送金するのに手数料がかかります。
送金手数料無料とPRしている所もありますが、上記の為替レートで
実質手数料として儲けているケースもあります。
SWIFT手数料:銀行間の送金ですが、直接カナダの銀行から日本の銀行に送金されず、
中継銀行を経由することが多いのですが、ここで手数料が取られます。
この中継の手数料は事前に調べるのが非常に難しいのが厄介です。
受け取り手数料:受け取りの際にも手数料がかかる銀行もあります。
◆送金サービスが良い理由
リアルレート(市場のタイムリーな相場)でレートが有利+手数料が安いです。
今回使ったのはWISEというサービスです。
1000ドル両替するとしてざっくりですが1ドル=92.0円の時に、
手数料込み実質91.0円のレートで約91,000円に両替できました。
(※手数料は後述のダイレクトデビットを使った場合)
更に詳細を言うと両替自体は92.06円であり、
Morningstar社のレート(92.04円)とほぼ同じです。
要は手数料はかかるものの、レートで損する事はほぼないという事です。
銀行経由であれば為替レートだけで上記金額から3,000円割り引かれる上に、
手数料が更に上乗せされる計算になります。
(※両替為替レートを88円と想定した場合)
以下が具体的な費用内訳です。
◆WISE以外の送金サービスはどうなの?
今回xeというサービスを他に検討しました。
ここは手数料無料をうたっています。
以下の点に不安があったので候補から外しました。
・銀行間取引(SWIFT)を使っているようで、受取先の銀行情報を入力する
必要があるのですが、支店番号を入れる欄がなく本当に届くのか不安があった。
・SWIFTであるが、受取銀行指定の中継銀行を入力する欄がなく
正しく送金できるのか具案があった。
・SWIFT取引であり中継銀行手数料含めた最終的な手数料が読めなかった。
・日本語ページがないのも何かあった時に不便。
色々書きましたが、不安材料があってやめました。
◆銀行の送金の仕組みとWISEの送金の仕組み*1
◇銀行の仕組み
以下のような図式となります。
これは日本からアメリカに送金する図式ですが、他の2国間でも同様です。
ざっくり言うと経由する銀行が多くなるほど手数料が多くなります。
中継銀行をいくつ経由するか、その手数料はいくらか正確に事前に調べるのは
難しいようです。
これは銀行が無数にあるためです。
また、銀行の場合手数料以外にも為替レートが上述のように不利です。
このレート問題だけでも実質的な手数料はかなり割高と結論付けました。
◇WISEの仕組み
以下のような図式となります。
WISEの口座が送金元の銀行、受取銀行と直接関わっており、
全ての手数料をWISEが掌握している形になります。
また、WISEの為替レートは上述のようにリアルレートとなっており
レートで損する事が基本的にないです。
◆WISEへの振込方法と海外送金手数料
振込方法によって手数料が変わります。
Bill payment:
手数料は破格に安いですが大手銀行はあまり対応していないようです。
対応している銀行であれば公共料金どうようにPayeeで支払えます。
自分は今後に備えて大手で対応済だったBMOの銀行口座を開設しました。
国内電信送金(Wire):
手数料は破格に安いですが、自分が使っているCIBCでは支店に
行かなければWISE指定のカナダ口座に入金できないようで断念
クレジットカード:
手数料がかなり割高です。
ポイントを貯めたかったり、手元にキャッシュがなければ選択肢になりえます。
3501ドル以上は送金できません。
デビットカード:
手数料が割高です。
3501ドル以上は送金できません。
ダイレクトデビット:
手数料はこの中では中間ですがBill Paymentや国内電信送金に未対応の銀行でも
使えるという意味で現実的な選択肢となります。
9501ドル以上は設定できません。
表にまとめると以下のようになります。(2021年10月31日現在)
手数料まとめ
手数料は振込手数料+送金手数料を合計した金額を表示しています。
振込手数料は方法によって固定のものと送金額に比例するものがあります。
送金手数料はいずれも送金額に比例します。
◇送金額/振込方法 手数料金額一覧
◇送金額/振込方法 手数料比率一覧 (送金額に占める手数料割合)
送金額が増えるほど送金額に占める手数料は低くなります。
金額が高くなるほどBill Payment、国内電信送金の手数料は他の振り込み方法より
割安になります。
◆WISEを試してみよう (そうは言ってもまだ疑問の方必見!)
まずは少額から試してみる事をお勧めします!
ただし、少額過ぎると手数料の割合が送金額に対して高めになります。
自分にとっては銀行や会社の制度より有利な方法を見つけただけで
やったぞ!という感じでした。
為替は刻一刻と変動します。
このレートなら納得と言う金額であれば試してみる事をお勧めします。
他に良いサービスを探している内に円安を逃すのはナンセンスです。
また、一度に大きな金額を両替するよりもタイミングを分散して送金する事で
更なる円安を期待している人はリスクとリターンのバランスを取れると思います。
◆WISEの紹介特典 (最大800カナダドル手数料無料)
以下のリンクからアカウントを作成して送金場合、
最大800カナダドルの手数料が無料になります。
是非試してみてください!
以上参考になれば幸いです!
自分も始めたばかりですので他に良いサービスもあるかもしれません。
是非ご意見等あればよろしくお願い致します。
*1:WISE HP図柄参照