損したくない人必見!カナダの住宅保険・火災保険で確認すべき2つの事

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おはようございます。

今日はカナダの住宅保険・火災保険についてです。

自分は賃貸の一軒家(House)を借りて生活しています。

 

保険は賃貸契約の一貫で付けなければならないのですが、

ある時書類の整理をしているときに過去の保険料を見比べると、

知らないうちに保険料が値上がりしている事に気づきました。

 

今日は自分の経験を元にその教訓を書きたいと思います。

 

 

 

自らの経験談

値上げの歴史(過去の請求額の推移)

まずは自分の過去の保険会社からの請求額をご紹介します。

保険料そのものではなく、どう金額が変化したかに着目してください。

※住宅の価値や立地によって契約内容に個人差があるため

 

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一括払いを毎年していて、当然同じような金額を毎年払っていると思いきや、

Intact 社の請求金額は急激に値上がりしている事に気づきました。

内容を分析すると、純粋な値上げ部分勝手に契約の補償内容を変更しているのと

2点が値上げの原因のようでした。

※勝手に変更と言うのは頼んでもいないのに異なる条件で更新請求が来たという意味。

 

値下げ交渉の歴史

2020年にようやく値上げされていた事に気づいた自分は保険代理店に

2017年より大分値上がりしているけどどうにかして欲しいと交渉を開始しました。

(契約更新時の請求金額=値上げは代理店は直接関与していないと思われます。)

 

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2020年の請求額をまずは当初の2017年の契約金額並みに近づけられました!

ただ、2019年以前の過去の値上げについては取り戻せませんでした。

次に2021年は一見すると前年度と同じ金額なのですが、

反省を活かして内訳を精査すると値下げされる項目があったので

本来であれば2021年の金額は下がるはずでした。

しかし、他の部分で値上げしていたため、結局同じ金額になってました。

(帳尻合わせの値上げをして、どうせバレないだろうという思惑を感じました。)

何でこの部分は値上がりしているのかと代理店に問い合わせました。

 

過去の不誠実な保険会社の対応に不信があり 今後は理由が不明確な値上げは

許容したくないと伝えると、代理店もその点を理解してくれて、

別の保険会社を紹介してくれました。(economical社)

ちなみにeconomicalになって大幅に値下げできたのですが、

契約内容は同等で1点だけ特約がないという点のみ差異があります。

(火災などで住居がなくなった時のホテル代/食品代の補助が出ない。

 代理店から永住していないのであれば実害ないというアドバイスあり)

 

契約更新時に価格が値上がりしていたら要注意!

同じ金額でも項目ごとにチェックしてください。

本来長く契約していたら割引などが適用される項目もあります。

 

ただし、社会的に災害が多かった年の翌年などは値上がりする可能性もありますので

値上げだったら何でも許されないというわけではないのでご注意ください。

 

過去の教訓から学ぶべき2つの重要事項

1. 契約更新時は毎年の請求額をちゃんと確認しよう!

まず最初は自分の反省から敢えて契約更新時の留意事項です。

日本でも保険の更新はありますが、親切に記載されているのが多いと思います。

例えば下記のように場合分けして契約内容と金額のサマリーがあります。

前年同等の保険契約の場合:XXXX円

〇〇の補償を広げた場合(保険会社推奨):XXXX円

 

しかし、特に海外ではそういうわけじゃありません。

上述の値上げの歴史を見て頂ければシレっと値上げされており

ちゃんと確認していれば 年間でどれだけ節約できたかおわかりのはずです。

請求額や契約内容が知らないうちに改訂されていないか見比べましょう!

 

2. 初めて契約する場合は保険会社を比較しよう!

自分の場合、最初の保険契約は自分の会社が契約している

生活サポートの人に段取りをしてもらいました。

もらった書類にサインして、金額は相場わからないし、

サポートの人が確認したなら安心だなとあまり内容を気にしていませんでした。

 

しかしながら、他にもっと良い保険会社があったので完全に丸投げは良くなかったと

今では反省しています。

お金を払うのは自分です。

お金を節約したい!と思ってる人は自分でも調べる事をお勧めします。

 

では、調べ方についてもう少し詳しく記載します。

 

必ず相見積もりを取ろう!

絶対にやるべきと思っているのは相見積もりです。

Apple to Appleで2つの会社を手っ取り早く最新の価格で比較する方法としては

これしかないと思っています。

Apple to Appleとは同じ条件で比較するという意味です。

少し記載しましたが、保険商品は複雑で条件によって値段が変わります。

例えば携帯電話の料金プランも複雑さを利用した商法が問題になっています。

データ容量や無料通話など基本パッケージプランに加えて、

オプション有無などがあり、お年寄りが不必要なプランを付けさせられたという

ニュースを目にした人も多いのではないでしょうか。

保険商品はそれ以上に複雑です。

かんぽ生命のように社会的な問題になったものもあります。

 

一軒家だったら自分と同じ条件の家は自分だけと思って丁度いいと思いますし、

コンドミニアムだとすると同じ家があると言えても、どこまで補償でカバーするかは

一人一人異なります。

結局自分の保険商品は自分で決めることになります。

自分の提示した条件だとA社はいくらでB社はいくらというように

直接的に比較できる手法として相見積もりは最適な方法だと思います。

 

相見積もりを取る前にやった方が良い事
  1. 代理店に相談してみよう!

保険商品の条件決めが分からない人は代理店に提案してもらうのが良いと思います。

代理店であれば最適なプランを相談するのに必要な知識を持っているのが通常です。

また、代理店は複数の商品を扱っている所が良いと思います。

そこで相見積もりまで依頼してみましょう。

代理店も販売手数料で儲けているので、保険会社の商品は代理店に手数料が

沢山入る会社を勧めてくる可能性もあります。

それを抑制する手法としても相見積もりが良いと思います。

推奨のプランや保険会社を提示されたら理由を聞いてみてください。

自分がそれで納得したのであれば、仮にその後他にもっと良いが見つかった場合でも

後悔しづらくなると思います。

 

ちなみに情報を出し渋ったり、質問には答えず断定口調だったり

あまりレスポンスが良くないなど、この代理店あまり信頼できないと思ったら

他の代理店を参考にしてみるのも良いかもしれません。

販売の窓口となる代理店の口コミがあれば、それも参考に代理店の足切りをしても良いと思います。

足切りと言う言い方をしたのは、評価が高いというのはサクラの可能性もありますが

評価が低い場合はそれだけ不満が多いという結果から来ていると思います。

代理店の場合はコミュニケーションの観点で評価されることが多いと思います。

 

 

蛇足ですが保険会社そのものの口コミですが、やはり保険と言う商品の特性上

カバーしてくれると思っていた件を補償してくれなかったとか、

その手の不満が出やすいため悪い口コミが散見されます。

投稿者の言い分が正しいか判断しづらい口コミが多いとも言えます。

また、自動車保険など他の保険についての口コミも多く混ざっているので、

住宅保険・火災保険の商品内容からの口コミかどうか判断しづらいです。

1度保険会社の口コミを見てみても良いかもしれませんが、

過度に参考にはしないようにしましょう。

 

  2. 知り合いに聞いてみる

このやり方は参考レベル、予備知識としては有効と思います。

知り合いに聞く場合はカナディアンの方が現地の保険会社の評判などは

詳しい可能性もありますが、日本人より財布の紐が緩い傾向にあるとも思います。

(日本人が価格に厳しいという方が適切かもしれませんが)

誰に聞く場合も、なぜその保険会社なのか他の会社じゃダメなのかを聞いてみて

ちゃんと理由があれば、その情報はより参考にできると思います。

何となく最大手だからと言うレベルだったり、この人がこの保険会社なら

自分もそうしようという理由だけでその保険会社に決めてしまうのは安易です。

保険料安くしたいと思ってる人はもう一歩踏み込んでみましょう!

 

  3.インターネットで調べる

すでに記載した通り、保険商品は複雑なので自分と同じ条件の保険商品の価格が

いくらが相場なのか手っ取り早く調べるのは困難だと思います。

また、価格はわからなくても保険会社や保険商品のお勧めを調べたい場合

まとめサイトなどは手数料稼ぎで特定の保険商品を勧めている可能性もあります。

(保険は特にアフィリエイト報酬が高い業界と言われています。)

他の手法と比べて2wayでコミュニケーションが困難なため

インターネットのお勧め情報だけで決めるのは不十分です。

予備知識として参考にするのは良いと思うので、相見積もりはやるようにしましょう。

保険内容(何をいくらまでカバーするか、特約の有無)が決まっていれば

インターネットで同じ条件だといくらか保険会社の見積りを確認できると思います。

保険内容が決まっていない場合は代理店に相談するのが良いと思います。

 

 

まとめ

保険料で損したくない人がやるべき3ステップ

長々とこの項目記載しましたが、保険商品の内容が決まってない人が大半と思うので

以下の3ステップが重要と思います。

1. 複数の保険会社を取り扱っている代理店に行って最適なプランの相談をする

2. 相見積もりを出してもらい、Apple to appleで比較して保険商品を決定する

3. 毎年の更新時請求額を項目ごとにチェックし、不自然な点は支払い前に問い合わせる

ステップ0として、予備知識として知り合いの情報やインターネット情報があれば

ステップ1の代理店とのコミュニケーションがスムーズになると思います。

 

いずれにせよ自分で情報を取りに行って行動しない限り、言い値で決まってしまう事は

肝に銘じておきましょう!

それさえやればBestではなくてもBetterにはなるはずです。

 

以上参考になれば幸いです。

閲覧して頂きありがとうございました。